サンタモニカはアメリカ西海岸、カリフォルニア州ロスアンジェルスの西端、サンタモニカ・ベイに面し面積は21平方km(8平方マイル)。
ロスアンジェルスの名称の由来はキリスト教における天使(The Angel)のスペイン語、サンタモニカは紀元4世紀におけるキリスト教の聖人、聖モニカ(Santa Monica)にちなんで命名された。
サンタモニカから海岸沿いに南に向かって順にベニスビーチ、マンハッタンビーチ、レドンドビーチ、ロングビーチ、シールビーチ、ハンテントンビーチ、ニューポートビーチ、ラグナビーチと続く。個人的な好みでいえばビーチの雰囲気ではマンハッタンビーチ、リゾート施設ならラグナビーチ。しかしビーチ、施設、利便性、レストランの4点を総合するとサンタモニカの圧倒的勝利。加えて近年は商業施設の発展も目覚ましく、すべてが揃う素晴らしい土地柄だ。
いいことずくめの場所ながらサンタモニカのホテルに宿泊するかといえばそこは難しい。ロスアンジェルス滞在で時間にゆとりがあり優雅に過ごしたい人たちはビバリーヒルズを選ぶことが多いからだ。僅か6マイル、車で20分の距離なので、あえてサンタモニカに滞在するなら海が見える部屋ということになる。
となるとシャッターズ・オンザビーチ、カサ・デルマール、ミラマーが候補となるが、残念なことに海側の部屋数は限られている。独特の雰囲気をもつシャッターズがやはり一番。しかしこのホテルの海岸に面した部屋に泊ったことがあるが、料金の割に部屋は狭いしコンパクト過ぎるクローゼットは荷物の多い海外ツーリストには向いていないと思った。
どうしてもビーチに面した眺めのよいホテルということならラグナビーチなど南に脚を伸ばせばよいし、ラグジュアリーなホテルはビバリーヒルズなど陸側に行けばいくらでもあるので、魅力盛りだくさんのエリアのホテル選びは案外たいへんだということである。
歴史街道ルート66の終着点