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ホワイトサンズ国立モニュメント

 ホワイトサンズ国立モニュメント
White Sands National Monument
New Mexico
MY FA VO RI TE
見渡す限り、真っ白な砂の雪景色

ホワイトサンズ国立モニュメントはアメリカ南西部、ニューメキシコ州南部、面積は710平方km(275平方マイル)、最大標高は1218m。東にサクラメント山脈、グアダルーペ山脈、西をサンアンドレアス山脈に囲まれたトウラロサ盆地にあり、1933年に国立モニュメントに指定された。メキシコ国境の町、エルパソから100マイルの距離にある。
白砂の海岸は世界各地にあるがこれは白褐色の石英砂が強い太陽に反射して白く見えるもの。しかしホワイトサンズでは手に取ってじっくり見ても正真正銘の純白の砂。この砂はアラバスター(雪花石膏)という結晶物で、数億年前に海洋だった当地域が大陸移動と土地隆起、太陽熱と複数回に渡る氷河期を経て石灰岩、石膏、塩分の堆積物が凝縮したという。
写真で見ると雪景色のようにも見えるがここはアメリカ最南端、全然寒くないし、真っ白な砂丘風景は美しいというより不思議世界という感が強い。
不思議つながりで、余談。ホワイトサンズの東にロズウェルという町がある。ロズウェル事件(Roswell UFO Incident)で一躍世界中に名が知られた町である。その事件とは空飛ぶ円盤が墜落し残がいをアメリカ空軍が回収したという前代未聞の騒ぎ。
出来事はいったん収束したが、のちの1978年にJesse Marcelという空軍少佐がテレビのインタビューで、円盤に搭乗していた異星人の遺体の存在について爆弾発言し再度大騒動となった。数多いUFOとの遭遇事件のなかで、もっとも信憑性が高い事例だと言われている。
元々当地ニューメキシコ州南部ではUFOの目撃談が多いという。ホワイトサンズにはアメリカ空軍の核ミサイルのテスト基地があり、それが関係しているという説もあるが、真偽は不明。期待はあったが、ともかく僕たち夫婦は空飛ぶ円盤を見ることは出来なかった。