1 Up Town, Charlott, North Carolina
2 Bank of America, Head office, Charlotte, North Carolina
3 Up Town, Charlott, North Carolina
4 The Ballantyn Hotel and Lodge, Charlotte, North Carolina
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シャーロット

 シャーロット
Charlotte, North Carolina
MY FA VO RI TE
かつての金鉱山、現在は世界有数の金融センターの町

シャーロットはアメリカ南東部、ノースカロライナ州南西部に位置し面積は771平方km(298平方マイル)、最大標高は229m。
インディアンのカトーバ族の居住地であった当地に、18世紀中頃スコットランド、アイルランド系のヨーロッパ人が入植した。シャーロットの地名は当時のイギリス国王ジョージ3世の王妃シャーロットから名づけられた。
1779年、シャーロットの北東部リトルメドウ・クリークで12歳の少年コンラッド・リードが金色の石を発見。それをきっかけに次々と金鉱脈が見つかり50以上に渡る金山が開発され、シャーロットはゴールドラッシュの町として大繁栄をする。1837年にはシャーロットに造幣局の支局が設置され金貨が鋳造された。ゴールドラッシュは徐々に西へ移動したが、南北戦争以降、綿織物産業の町として再び活況を呈する。
1874年に当地で開業した地方銀行はその後アメリカを代表する銀行バンクオブ・アメリカ(写真4)となり、ワコビア(Wachovia, Wells Fargo)の本社もシャーロットだ。
20世紀後半、シャーロットはニューヨークに次ぐアメリカ第2の金融都市となった。アメリカ史上はじめて「金鉱脈」が発見され、現在「金融センター」として発展を続けるマネーと「金」に縁深いゴールデンパワースポットの町なのである。
とにかく町中いたるところ大手銀行だらけ。それと関連付けられたようにメジャー系列のホテルが数多くある。しかし金融の町だけあって何となくそわそわとして落着かない。僕たち夫婦は郊外にあるバランタイン(The Ballantyne)を選択、このホテルの外観は普通のように見えて一歩中に踏み込むとかなり上質(写真4)。控えめで上品。とくに客室のインテリアは洗練の極み。カーテン素材や色柄など細かいところへの心配りも素晴らしい。さすが歴史あるシャーロット、キンキラの成金ではないのである。