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 ハドソンバレー

ハドソンバレー

Hudson Valley, New York
ニューヨーク郊外の田舎町 ハドソンバレーはマンハッタンから北に延びるハドソン川流域地帯。ウエストチェスター郡の面積は1295平方km(500平方マイル)。ハドソン川は五大湖のひとつであるエリー湖から運河でつながれ、南下して大西洋まで流れる。1609年、オランダの探検家ヘンリー・ハドソンが川の探索を行いこの名称となった。
1625年、オランダ人が入植、マンハッタン島はニューアムステルダムと名付けられた。当地はビーバーが多く棲む大自然に恵まれた湿地帯だったが、オランダ人は入植当時からこの地の将来性、世界一級の大都市に変貌する姿を見出していたという。
すぐれた貿易港の特質をもった地形、ハドソン川による交易、大型建築を可能にする硬い地盤の当地はやがてニューヨークと町の名を変え、1788年の合衆国憲法発令に伴いアメリカ最初の首都となった。
マンハッタンからハドソン川に沿って北上、タリ―タウンにあるキャッスルホテルに2泊した。この建物は1897年ヘンリー・キルバンにより城として設計され、1981年には歴史的建造物(National Historic Landmark)に指定されている(写真5-7)。
周辺にはしっとりとした森と渓谷、そして田園風景が広がる。当地にはロックフェラー、ルーズベルトなど富豪の邸宅も多くあり、とても風水がよいのだろう、凛と澄んだ空気感が心地よい。ロックフェラー旧所有地を活用したブルーヒル・ストーンバーンズは体験型教育農場。牛、豚、鶏が放し飼いにされ果物や野菜の農園もあり、これらは併設されるオーガニックレストランの食材となる(写真1-3)。もっとも予約がとりにくい店としても話題。
世界経済の中心地、マンハッタンからたった1時間。これほどゆたかな自然が残されているとは驚きだ。都会と自然のメリハリはアメリカ最大の魅力なのである。