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ウイリアムズバーグ

 ウイリアムズバーグ
Williamsburg, Virginia
MY FA VO RI TE
アメリカ草創期の町並みが残る、生きた歴史博物館

ウイリアムズバーグはアメリカ南東部、バージニア州。バージニア半島に位置する独立市。面積は23平方km(9平方マイル)。
1607年4月26日、ヨーロッパから104名のイギリス人がアメリカ大陸にはじめて入植した地がジェームスタウン、そして隣接する町としてウイリアムズバーグをつくった。先住民インディアンであるワンパノアグ(Wampanoag)族が入植者を歓待し好意的に世話をしたものの9か月後の生存者は38名だったという。インディアンから教えられたトウモロコシの栽培は多くの入植者を救った。
11月の第4木曜日が祝日となるサンクスギビングデイは入植者がインディアンを招待して感謝の宴を催したのが始まりとされる。アメリカ開拓が進むにつれインディアンは入植者から迫害を受けることになるが少なくとも17世紀の最初の頃では両者は友好的な関係を結んでいたのだった。
ウイリアムズバーグは17世紀から18世紀、北部マサチューセッツと並びアメリカの文化、政治の中心地として発展し、南北戦争では南軍の本拠地となった。1699年から1780年まで英国領バージニアの首都であったが、南北戦争中に首都はリッチモンドに移りウイリアムズバーグは19世紀以降、次第に存在感を失ってゆく。
これらアメリカの歴史を今に残すエリアがコロニアル・ウイリアムズバーグ(Colonial Williamsburg)である。1920年から1930年代にかけてロックフェラー家の支援で町並みや多くの建築物は18世紀当時の姿に復元された。それだけではなく、この地域の人々は18世紀の服装で町を行き交い、当時の言葉遣いで会話をする。
僕たち夫婦は町なかの1軒のレストランで食事をした。当然のように電気は来ていないので夕方になるとあたり一帯は真っ暗、人影もまばら。道路もよく見えないほどで、店の階段を上るのも覚束ない。オイルランプと蝋燭だけの夜の暮らしは、さぞかし不便だったのだろう。
しかし暗闇のなか、鉄鍋ごと供された肉料理とコーンブレッドは素朴な中にも味わい深く、その温かさとおいしさに心から感動した。忘れ難い18世紀料理となった。