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ペトログリフ国立モニュメント

 ペトログリフ国立モニュメント
Petroglyph National Monument
New Mexico
MY FA VO RI TE
謎の古代人アナサジのビジュアルメッセージ

ペトログリフ国立モニュメントはアメリカ南西部、ニューメキシコ州中央部に位置し、アルバカーキからリオグランデ川を挟み西に10マイルの距離、面積は29平方km(11平方マイル)。
当地には24,000点に上る世界最大数の先史時代のペトログリフと考古学上の重要な史跡、及び5箇所に渡る火山噴石孔があり、それらの文化、自然遺産を合わせて1990年に国立モニュメントに指定された。
ペトログリフとは岩石や洞窟内部に描かれた意匠や絵文字彫刻の総称。先住民アナサジ(Anasazi)族が紀元前1200年から紀元1400年頃に遺したものと考えられている。
僕たち夫婦はこの絵文字を順次見て回ったがテーマは擬人化した動物か、意味不明な幾何学的な図形が多い。
二足歩行のカメのような生き物はいったい何がモチーフになったのだろうか。アナサジ族は狩猟採集と農耕の双方を営み暮らしてきたが、いずれにしても感受性にすぐれた平和主義の民族だったのだろう。多くの絵文字をじかに見てあらためてそう感じた。
アナサジ族はユタ、コロラド、ニューメキシコ、アリゾナ州周辺に数多く居住していたが、15世紀のある時期にいっせいに姿を消した。その理由はいまも謎とされる。アメリカを移動しプエブロの先祖(Ancient Pueblo People)となったという説もあるが正確にはわからない。
現在プエブロ族は19の種族、3万5千人がアメリカ政府により公認されていて、アコマ、ズニ、タオス、ホピなどアドビ(Adobe)煉瓦で造られた集落に住む。
ちなみに先史以来アメリカには900以上のインディアン部族が確認されているが、彼らは一様に自尊心が高くそれぞれが固有の文化と言語を持ち他族をなかなか受け入れなかった。数千年に渡り部族間抗争を繰り返してきたというが、もしアメリカのインディアン部族が17世紀の時点で統一されていたらヨーロッパ入植者によるアメリカ開拓の歴史は変わっていただろう。