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ホットスプリングス国立公園

 ホットスプリングス国立公園
Hot Springs National Park, Arkansas
MY FA VO RI TE
スパの始祖バスハウス、伝統的な温泉療養地

ホットスプリングス国立公園はアメリカ南東部、アーカンソー州中央部に位置し、面積22平方km(9平方マイル)は国立公園では最小。最大標高は317m。1921年に国立公園に指定された。
源泉地帯となるノースマウンテン、ウエストマウンテンおよびその谷間のバスハウス・ロウが公園エリアだが、商業施設やホテルが立ち並ぶ景観はアメリカ国立公園としてはきわめて異質。
当地は数千年に渡りインディアンが居住し温泉は身体保養に活用されていた。1541年にスペイン人によって発見され、17世紀にフランス人が入植した。
1875年に当地でははじめての高級ホテル、アーリントン(Arlington)が開業、歴代大統領をはじめマフィアの大親分アル・カポネも定宿にしていたという歴史的ホテル(写真4)、同年にホットスプリングス鉄道も開通し温泉観光地として徐々に発展してゆく。
しかしバスハウスの入湯者数は1946年の64万人をピークに徐々に減少しだす。長らく滞在し療養するバスハウスは現代生活には向かない。洗練されたデイスパやスパリゾートの普及、医学の進歩も遠因。そのせいか町全体の寂れた感じは否めない。
アーリントンに2泊したがさすがに老朽化がひどくホテルとしての基本機能は無いに等しかった。ホットスプリングスの南方のハミルトン湖周辺には近代的なリゾート施設が多くあり、滞在はこちらがお薦め(写真1)。
ホットスプリングス出身の有名人がいる。ビル・クリントン42代大統領だ。小学生から高校卒業まで育った家は国立公園エリアのバスハウス・ロウから車で5分のところにある(写真5)。少年期は決して恵まれた境遇ではなかったというが地元のホットスプリングス高校を卒業後、三つの大学を経て32歳の若さで州知事、その後の大出世は記すまでもない。
好奇心に負け生家をこっそり偵察に出かけた。気のせいかもしれないが小高い丘に建つ小さな家の周りにはスッキリした空気感が立ち込めパワースポットかと思えるほど強い気力に満ちていた。