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 ハンニバル

ハンニバル

Hannibal, Missouri
「トム・ソーヤの冒険」の作者マーク・トウェインの故郷 ハンニバルはミズーリ州北東部に位置し、面積は42平方km(16平方マイル)。
アメリカを南北に縦断するミシシッピ川に面した当地はかつてニューオーリンズやセントルイスとの海上交易で賑わった。
その繁栄の時代にこの地で少年時代を過ごしたマーク・トウェイン。彼はハンニバルを舞台に町で出会った人々やさまざまな出来事を「トム・ソーヤの冒険」、「ハックルベリー・フィンの冒険」をはじめとした数々の冒険小説のなかに生き生きと描いた。
「ベッキー・サッチャーの家」は「トム・ソーヤの冒険」の主人公ベッキーの住居で彼女はマーク・トウェイン初恋の人(写真-6)。Mark Twain’s Boyhood Homeにはトムがポリーおばさんに叱られてペンキ塗りをさせられた板塀が今もある(写真-4)。
町なかはどこに行ってもマーク・トウェイン一色、蒸気船が往来
する19世紀末のミシシッピ河畔の美しい小さな商業港の雰囲気が今も残されている。船運の衰退がその後の町の開発をピッタリ止めてしまったことがかえって幸いしたのだ。
マーク・トウェインは19世紀末から20世紀初頭における最高ランクの文筆家と評され、フィクション、ノンフィクションから歴史小説、紀行文学、文芸評論までこなした。1835年にミズーリ州に生まれ、1910年に死去。文豪アーネスト・ヘミングウェイは、「あらゆるアメリカ現代文学はマーク・トウェインのハックルベリー・フィンに由来する」と賛辞を送った。
町中にあるトスカーナ料理店The Brick Ovenには二度訪ねたニューヨークのミートパッキング界隈にありそうな店構えで、僕の好きなタイプの店(写真-2)。ワインのセレクションも洗練されている。こんな片田舎で、と最初は驚いたが、考えてみれば当地は古くから栄えた町。悠久の時の重みは食文化にも及ぶ。