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バッドランズ国立公園

 バッドランズ国立公園
Badlands National Park, South Dakota
MY FA VO RI TE
映画「ダンス・ウィズ・ウルブス」の舞台

バッドランズ国立公園はアメリカ西部、サウスダコタ州南西部にあり面積は924平方km(357平方マイル)、最大標高は1018m、1978年に国立公園に指定された。
アメリカ大陸の真ん中特有の大平原地帯を走行していると突然切り立った白褐色のロックマウンテンンの風景が出現する。なだらかな緑の草原と寂寥とした岩山の対比は実にダイナミック。
バッドランズの地質はアメリカ大自然のなかでも比較的新しく、地殻変動で隆起したメサ(台地)が数十万年前に当地の方向に流れ込んだシャイアン川に削られ現在のような特異な風景が出来あがった。この先数十万年で岩山はすべて浸食され、やがて平地になるという。
グランドキャニオンの最古の地層は20億年前なので、バッドランズの景観が生まれて消え去るまでの百万年は地球の歴史から考えるとほんの一瞬の儚い出来事だといえるかも知れない。
当地は元々インディアンの居住地だった。バッドランズのシーダーパス(Cedar Pass)にあるピナクルと呼ばれる奇妙な形の岩山はケビン・コスナー監督・主演映画「ダンス・ウィズ・ウルブス(Dances with Wolves)」の撮影が行われた場所。
南北戦争を舞台にインディアン・スー族と北軍少尉の心の交流を描いた作品で1991年にアカデミー賞を受賞した。過去の西部劇とは異なりインディアン迫害やバッファロー殺戮などアメリカ白人社会への批判色が強い作品のため映画化を妨げる動きもあったという。
1889年にアメリカ政府により禁じられた「ゴースト・ダンス」は最近になって復活が許可された。死者の魂を蘇らせるス―族独自の伝統的儀式である。
インディアンが崇める神聖な土地、そしてその地下に眠る金やウランの鉱脈。尖がった奇怪な山々。バッドランズは文句なしのパワースポットである。
僕たち夫婦はCedar PassにあるCedar Pass Lodgeに宿泊した。キャビンのテラスにはウッドチェアがあり眺望は抜群、ピナクルから吹く風がとても爽快だ。白木材をふんだんに使用した内装は簡素ながらも清潔感があり快適だった。